楽な商売だと思ったらとんでもない。
一人社長の不動産業務日誌
カテゴリー【お客さん
はじめての大家さんの部屋を埋める
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2021-02-06

大家さん第一号、現るの部屋、なんとか埋めることができた。

珍しく店頭で熱心に広告REINSを見ているおばさまがいたので声をかけたところ、普通に単身で、収入があまりないので安い部屋を探している、この¥35000の部屋いいですね、と。それが上記大家さんの物件。なんとか早く決めてあげたいとの気持ちでメチャ目立つ位置にでかでかと貼ったのが功を奏したか。
事務所からすぐなので、早速案内。洗濯機を置くことができないのが最大の弱点だが、超小型の洗濯機を中に置くのでひとまず問題ない。シャワールームにも難色は示していない。好感触。初期費用をメモしたものを渡して解散。

1週間くらいして再来店されたが、礼1・敷1・仲介手数料1・前家賃1、この4ヶ月分どれか1ヵ月まからないかとの交渉。うーん、この大家さんに対しまだ何も実績無い自分は大家さんに負担求める勇気はなく、結局、礼金をゼロにしてあげて、大家さんからの報酬1ヵ月を辞退するという形に。折角の両手仲介の片手を放棄しなくてはいけないのはつらいが仕方が無い。とにかく埋めて実績を作るほうが大事である。
ちなみにしれっと引越し会社のパンフレットを渡しておいたのだが、それを使ってくれたらしく、後日引越し業者から紹介料2千円もらった。地味に超嬉しい(^^)

大家さんもたいそう喜んで後で果物の差し入れなど頂戴した。しかし…、このお客さん収入は少ないながらもアルバイトで一応働いてはいるので、まあ大丈夫でしょう、と大家さんも承諾したが、半年かそこらくらいから、家賃の支払いが1・2ヵ月単位でしばしば遅れるようになるという困った事態に。そのたんびに、両者がうちに相談してくる。大家さんはまあいいがこのお客さんがなあ。「大家さん全然待ってくれないんですよー、すぐに催促してきて」ってさあ、、1ヵ月2ヵ月家賃遅れるってのは大問題ですよ。催促するに決まってんでしょうが。お金が無く苦しいのはわかる。働いているのは立派だ、でもどうしても苦しいならそれこそ役所を頼って、自活に足りない分を生活保護として出してもらうことはできないのですか、といつも返していたんですが、本人曰く、役所に行っても健康で働いてる人は補助してくれません、だと。本当かねえ、だとしたらひどく理不尽な話だ。健康なのに働かず受給してる日本経済陥没原因の人達がゴマンといるというのに。

で結局、3年くらいたったでしょうか。さすがに大家さんも出てってくれの一点張り、うちも家賃払って無いんじゃ擁護できず、かといって引っ越す契約費用もない、とのことで…、実家に帰られることに。帰る場所があるぶん、まだ良かったか…。ごねるようなことはしない素直な人だったので、かわいそうだった。それにしても本当におかしな世の中だ。こんなちゃんと働いてる人が生活していけず、働かない人間が保護され生活できてしまってるのだから。あ、病気その他どうしても絶対やむ得ぬ事情の人はしょうがないと思いますよ。そういうところまで否定している訳ではないです。
おかしい。そんなつもり無かったのにまた話が生活保護になってしまった。もうちょっとさわやかな話題はないものかはぁー。

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