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カテゴリー【Node.jsJavaScript
【Node.js】メールアドレスとパスワードから非可逆の暗号化文字列を生成する
POSTED BY
2023-01-12

暗号化には2種類あり、暗号化後の文字列から復号(復元)できるもの=可逆、復元はできないもの=非可逆がある。

非可逆の暗号化アルゴリズムとして代表的なものはHMAC-SHA256で、2つの文字列を与えれば、1つの暗号化文字列を生成してくれる(16進64桁)。

最大のポイントは、全く同じものを与えれば必ず同じものを生成するという点である。

よって最も一般的に利用されているシーンとしては、ユーザーにメールアドレスとパスワードを設定してもらって、暗号化文字列を生成し、それだけをデータベースに保存しておけば、データベースがハッキングされたとしてもパスワードが漏洩しない。

そしてユーザーはログインするためにメールアドレスとパスワードを入力するが、もしそれが正しければ、その2つをHMAC-SHA256に入力すれば、その出力は、データベースに保存してある暗号化文字列と一致するはずである。一致すればログイン成功とする。一致させられるのはパスワードを知っているユーザー本人だけである。

Node.jsでこれを行うには、cryptoモジュールを利用する。

npm install crypto

上記を実現する簡単なサンプルは以下。

JavaScripthmac-sha256.jsGitHub Source
var crypto = require('crypto');

var email = 'hogeuser@test12345.co.jp';
var password = 'hogepass123';

var encrypted = crypto.createHmac('SHA256', password).update(email).digest('hex');

console.log(encrypted);

実行結果

node hmac-sha256.js
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メールアドレス、パスワードが変わらなければ毎回同じ暗号化文字列が生成されるので、これを保存・認証に使用する。
メールアドレスやパスワードが変わればもちろん出力文字列も変わるので、保存のし直しをする。

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