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カテゴリー【仮想通貨
【Solidity】Remix IDEを使用してサーバー不要のコントラクト開発&デバッグ【Ethereum】
POSTED BY
2023-06-26

コントラクトの開発と単体テスト自体は、Remix IDEでオンライン上で一応一通りできる。

https://remix.ethereum.org/

アクセスすると、デフォルトのサンプルsolファイルがいくつか用意されている。

1_Storage.solを見てみる。

// SPDX-License-Identifier: GPL-3.0

pragma solidity >=0.7.0 <0.9.0;

/**
 * @title Storage
 * @dev Store & retrieve value in a variable
 * @custom:dev-run-script ./scripts/deploy_with_ethers.ts
 */
contract Storage {

    uint256 number;

    /**
     * @dev Store value in variable
     * @param num value to store
     */
    function store(uint256 num) public {
        number = num;
    }

    /**
     * @dev Return value 
     * @return value of 'number'
     */
    function retrieve() public view returns (uint256){
        return number;
    }
}

メンバ変数numberを、store関数を使って書き換え、retrieve関数を使って取得するという、非常にシンプルなコントラクトの例である。

では、これをそのままコンパイルしてみる。虫めがねアイコンの下のアイコンをクリックしSOLIDITY COMPILERタブを開く。

Compile 1_Storage.sol というボタンが出ているはずなので、コンパイラのバージョンもデフォルトのまま、クリックしてコンパイルする。

コンパイルが成功すると、下のほうにABIBytecodeを取得できるボタンができるので、コピーして保存しておく。これらは後で自分でJavaScriptコードを書いてコントラクトをロードする時に必要な情報になる。特にABIは、1_Storage_ABI.jsonなどとJSONファイル名で保存しておく。

コンパイルしたコントラクトは、さらにその下のタブ=DEPLOY & RUN TRANSACTIONSにて、デプロイ&任意の関数実行テストができる。

ENVIRONMENTにJavaScript VM (London)を選べば、Remix上の仮想マシンにデプロイしてテストできる。Storageコントラクトが選ばれていることを確認して「Deploy」すると、そこに登録される。そのトランザクションの様子がデバッグウインドウで確認できる。

デプロイが成功すれば、そのコントラクトアドレスがDeployed Contractsに現れ、各種関数が任意の引数でテストでき、そのIN/OUTがデバッグウインドウで確認できる。Storageコントラクトでは、numberセット関数storeボタンを押してを任意数値でセットし、retrieveボタンで現在のnumber数値を取得できる。

なお、コントラクトを自分サイトのHTMLからJavaScriptで呼びたい場合は、JavaScript VMでなく、どこかのネットワークにデプロイしなくてはならない。ほとんどの場合は、ENVIRONMENTにて「Injected Web3」を選択し、組み込みのMetaMaskと連携して、そこで選んでいるテストネットワーク(RinkeByなど)へデプロイする。

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