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2023-03-30

Ubuntu Server 21.10でイーサリアムブロックチェーン【その１】
Ubuntu Server 21.10でイーサリアムブロックチェーン【その２】
Ubuntu Server 21.10でイーサリアムブロックチェーン【その３】
Ubuntu Server 21.10でイーサリアムブロックチェーン【その４】
Ubuntu Server 21.10でイーサリアムブロックチェーン【その５】
Ubuntu Server 21.10でイーサリアムブロックチェーン【その６】

続きです。truffle developだと、ローカルのEVMブロックチェーンが立ち上がるが、ほかにも、ローカルのgethで自分で立ち上げているチェーンや、外部のパブリックチェーンに接続することもできる。
これは、truffle-config.jsのnetworksの項を編集して切り替える。

パターンA：truffle開発テストEVMブロックチェーンで起動する

truffle-config.jsはデフォルトから何もいじらずに

truffle develop

パターンB：ローカルPCのgethで立ち上げた自前ブロックチェーンに接続する

genesis.jsonでchainIdを1342、--http.port 8777でgethでチェーン起動しており、接続後のトランザクション送り元をアカウント２(0x1a8355a4ae7465f7bf867a1a0ea88932b1c19891)からにしたい場合

truffle-config.js

networks: {
    advanced: {
        port: 8777,             // Custom port
        network_id: 1342,       // Custom network
        gas: 8500000,           // Gas sent with each transaction (default: ~6700000)
        gasPrice: 20000000000,  // 20 gwei (in wei) (default: 100 gwei)
        from: 0x1a8355a4ae7465f7bf867a1a0ea88932b1c19891,        // Account to send txs from (default: accounts[0])
        websocket: true        // Enable EventEmitter interface for web3 (default: false)
    },

などとして、

truffle console --network advanced

パターンC：外部のパブリックブロックチェーンRinkebyに接続する

本物ネットワークに接続するには事前準備が必要です。

METAMASKのインストール

まず、Chromeブラウザプラグインで、アカウントの一元管理が出来るウォレットMETAMASKが必要です。
OpenSeaで画像をNFT資産として販売するにはの、
【４、仮想通貨ウオレットプラグインMETAMASKをChrome拡張機能でインストール】の項を参照してMETAMASKをインストールしておきます。

Rinkebyテストネットワークに接続

METAMASKをクリックし、「表示・非表示」テストネットワークを「表示」します。すると、メインネットだけでなく、他のパブリックテストネットも選択できるようになります。
ここでは、OpenSea(testnets.opensea.io)も対応しているRinkebyを選択します。

選択して「アカウントを作成」すれば、すぐにイーサリアムアドレスが発行されます。右のメニューを選択して「アカウントをEtherscanで表示」してみましょう。何かやると、ここにトランザクションログが貯まっていくはずです。

同じように、もう一度「アカウントを作成」して、Account 2も作成しておきます。別アカウントを切り替えることで、NFTを発行→他人として買う、のようなシミュレーションを自己完結で行うことができます。

ETHをもらう

テストをするにはETHが必要なので、いくらかもらう必要があります。

https://faucets.chain.link/rinkeby

にアクセスし、右上のConnect Account(Wallet METAMASK)をクリックして、METAMASKとサイトを接続させます。METAMASKの認証を許可します。

すると「Wallet Address」が自動で埋まるので、私はロボットではありません、でSend requestすると、0.1ETHもらえます。METAMASKのアカウントを切り替えて、Account 1, 2、両方でもらっておくと良い。

infura.ioに登録してRinkebyのAPIキーを取得する

https://infura.io/

にユーザ登録、CREATE NEW PROJECTで、PRODUCT: Ethereum、PROJECT NAME: TEST-ETH などとして作成。

作成したプロジェクトのSETTINGS→KEYS→ENDPOINTS→RINKEBY を選択。

https://rinkeby.infura.io/v3/aaaaaabbbbbcccccdddddd

のようなこれが、APIキーになる。

truffle-hdwallet-providerのインストール

無ければ入れておく。

npm install truffle-hdwallet-provider

ここまで準備できたら、truffle-config.js

const HDWalletProvider = require('truffle-hdwallet-provider');
const mnemonic = "METAMASK登録時に発行されたリカバリーフレーズ";
networks: {
    rinkeby: {
        provider: () => new HDWalletProvider(mnemonic, `https://rinkeby.infura.io/v3/aaaaaabbbbbcccccdddddd`),
        network_id: "*",     // Rinkeby's id
        gas: 5500000,        // Rinkeby has a lower block limit than mainnet
        confirmations: 2,    // # of confs to wait between deployments. (default: 0)
        timeoutBlocks: 200,  // # of blocks before a deployment times out  (minimum/default: 50)
        skipDryRun: true,     // Skip dry run before migrations? (default: false for public nets )
        from: トランザクション送り元アドレス(METAMASKのAccount1か2のアドレス),        // Account to send txs from
    },

などとして、

truffle console --network rinkeby

Ubuntu Server 21.10でイーサリアムブロックチェーン【その８】