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2023-06-06

OpenAIにユーザー登録をしてAPI KEYを取得すれば、Googleシートからでも簡単に呼び出せます。

登録方法は以下記事を参照してください。

OpenAIのChatGPTを試す【１】

APIキーを取得したら、Googleスプレッドシートを開きます。

https://docs.google.com/spreadsheets/u/0/

とりあえず新しいスプレッドシートを作成して、メニューバー→拡張機能→Apps Scriptを開きます。

ほとんどJavaScriptなGSコードとやらを編集できますので、コード.gsのコードを以下のようなコードに変更します。

const OPENAI_API_KEY = "取得済みのOpenAI API KEY";
const OPENAI_API_URL = "https://api.openai.com/v1/chat/completions";

function GPT3(prompt) {
  var payload = {
    model: "gpt-3.5-turbo",
    messages: [{role:"user", content:prompt}],
  };
  var options = {
    contentType: "application/json",
    headers: {Authorization: "Bearer " + OPENAI_API_KEY},
    payload: JSON.stringify(payload),
  };
  var response = JSON.parse(UrlFetchApp.fetch(OPENAI_API_URL, options).getContentText());
  return response.choices[0].message.content.trim();
}

OPENAI_API_KEYを取得した自身のAPIキー文字列に差し替えます。

フロッピーディスクアイコンをクリックして「プロジェクトを保存」します。

Googleスプレッドシートに戻って、呼び出してみます。任意のセルに、さきほどの関数式を質問文と一緒に書きます。

=GPT3("なんでgpt-3.5-turboをAPIで呼ぶと遅いのですか？")

すると、Loading...ののち、セルがChatGPTからの答えに差し替わります。

"いくつかの可能性がありますが、主な理由は次のとおりです。

1. コンピューターの性能が低い：GPT-3.5-Turboを呼び出すために必要な計算リソースが高いため、コンピューターのスペックが低い場合、APIの呼び出し時間が遅くなる可能性があります。

2. ネットワーク遅延： APIリクエストを送信して、GPT-3.5-Turbo APIからの応答を待つときに、ネットワークの遅延が生じることがあります。これは、データがAPIサーバーまで到達するのに時間がかかるためです。

3. ベンダーのAPI制限： GPT-3.5-TurboのAPIを提供するベンダーが、APIにアクセスできる利用者数や、APIを利用できる回数などを制限している場合、呼び出し時間が遅くなることがあります。 

以上の理由により、GPT-3.5-TurboをAPIで呼び出すと遅くなることがあります。"

OpenAIのAPIは補完モデル(AdaやDavinci)は速いのですが、何故かChatモデルgpt-3.5-turboは異常に遅くて、実用ではほぼ使い物にならないレベルです。同じgpt-3.5-turboを使っているとうたっている公式のChatGPT(chat.openai.com)は爆速なのに、なんででしょうね…、上のように質問してみても的を得ない回答ですし…

ともあれ、Apps ScriptはほとんどJavaScriptなので、OpenAIのみならずいろんなプログラムが自力コードでスプレッドシートで動かせそうですので、今後色々試してみます。