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Raspberry PI 2 bookworm 32bitでCanon IP4300プリンタ印刷する
POSTED BY
2026-01-31

Canon IP4300はインク商売主義の現在では絶対不可能な超高速印刷が可能な良き時代の最強プリンターの生き残り。現在でも格安の非純正インクが買え、まだまだ現役で使用したい。

Raspberry PI 2 も32ビット ARM CPUではありながら余計な機能がなく壊れにくく、こちらもまだまだ現役。今回こっから印刷させる。

IP4300のLinux向け公式ドライバーはi386専用で、ARMアーキテクチャではどうやっても動かせない。なのでOS標準のGutenPrintドライバを使うことになる。GutenPrintはそのサポートプリンタリストにIP4300が存在するので印刷できるはず。

Raspberry PI OS bookworm 32bitのSDカードを作成する

いきなり最初にして最後のハマりポイントだが、最新の32ビットTrixieにはGutenPrintが入っていないため、Boowormを使うことになる。

https://www.raspberrypi.com/software/operating-systems/

のページ下の方にある、Raspberry Pi OS (Legacy) Lite Bookworm 32bitをダウンロードする。

7-Zipなどでxzファイルをimgに解凍して、SDカードにWin32DiskImagerなどでWrite、焼く。

焼き終わったらbootディレクトリがマウントされるので、ここにファイル名がsshというカラのファイルを設置しておく。デフォルトでsshサーバを起動させるため。

起動、初期設定

電源プラグを差しこんで起動、昔と違うハマりポイントだが、HDMIケーブルとキーボードをつないで画面に映さないと、ユーザー名を決めるウインドウでずっと止まってしまう。昔は一度もコンソール無しでsshできたが、どうやら今は必ず決める必要があるようだ。とりあえず自分は外に出す予定は無いのでpiユーザのままとした。(Raspberry Pi Imagerを使うとこの作業を焼き込み時にできるらしい)

設定したらあとはそのユーザでssh接続可能。PI 2は有線LANしかないが有線が使えるのならシンプルでわかりやすい。

最低限のアップデート

sudo -s
apt update
apt -y upgrade
apt -y dist-upgrade
sync
reboot

CUPSサーバとGutenPrintの導入

アーキテクチャを確認しcupsをインストールし、lpadminグループに自身を登録。

uname -m
armv7l

apt install -y cups

usermod -aG lpadmin pi

続けて/etc/cups/cupsd.confを編集する。サンプルは以下のような感じ。

https://github.com/servernote/RaspberryPi/blob/master/cupsd.conf

Port 631にして、LAN内のどこからでも管理システムにアクセスできるようにする。
Location, /admin, /admin/conf, /admin/log に Allow all を追加。

自動起動設定、起動。

systemctl enable --now cups
systemctl start cups

gutenprintインストール、プリンタの確認

apt install -y printer-driver-gutenprint
 
lpinfo -m
 
lpinfo -m | grep -i ip4300
 
gutenprint.5.3://bjc-iP4300-series/expert Canon iP4300 series - CUPS+Gutenprint v5.3.4
gutenprint.5.3://bjc-PIXMA-iP4300/expert Canon PIXMA iP4300 - CUPS+Gutenprint v5.3.4
gutenprint.5.3://bjc-PIXUS-iP4300/expert Canon PIXUS iP4300 - CUPS+Gutenprint v5.3.4

IP4300をUSBポートにつなぎ、電源を入れる。

lsusb
Bus 001 Device 006: ID 04a9:10b6 Canon, Inc. PIXMA iP4300 Printer

lpinfo -v
direct usb://Canon/iP4300?serial=B58C8B

こうなればしめたもの。もうプリンターが使える状態だ。

CUPSサーバ管理画面でプリンターを追加・デフォルト設定

ブラウザーからこのPIのIPアドレスを打ち込んで、管理画面を開く。これまでの設定がうまくいってれば開くはず。証明書の警告は無視する。

https://192.xxx.xxx.xxx:631/

管理→プリンターの追加→ローカルプリンター→Canon iP4300 (Canon iP4300)まで選択して追加。完了したらプリンター→Canon_iP4300を開いて、メンテナンス→サーバーのデフォルト設定を選択すれば、デフォルトプリンタとして登録され、lpコマンドで印刷先を指定する必要がなくなる。

lpコマンドで印刷する

あとは自由だが自分は以下のような感じでモノクロ高速印刷で使用している。

lp -o PageSize=A4 -o scaling=100 -o ColorModel=Black -o Resolution=300dpi -o StpQuality=None -o StpImageType=Text -o StpDitherAlgorithm=VeryFast -o StpBlackDensity=1300 -o StpDensity=1100 -o StpInkLimit=1200 myfaxdata.pdf

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