2025-05-30

CORESERVER v1プランのサーバーがアップグレードされたらしく、MySQL5.7でなくMariaDB10.6になってしまった。
https://www.coreserver.jp/info/brandnew2022/
これにより、MySQLで作成していた自分のデータベースはすべて中身がカラになって全消えしていた。え?ひどくない!?!?自分だけ??
まあ、もともと格安レンタルサーバーであるのでこんなこともあろうかとDB自体はダンプを毎日していたのでデータ自体はなんとかなるが、libmysqlclientが無くなったことによりCGIプログラムが動かない。
MariaDB10.6になったとのことなので、それのクライアントCライブラリを得てCGIをリビルドしたいが、新CORESERVERのシステム内にはいくら探しても入っていない。
とりあえず公式サイトからUbuntu用のCクライアントバイナリを落としてリンクしてみたものの、おそらく構造体の仕様やデバッグシンボルの有る無しが一致せずmysql_real_connectであえなくSegmentation Fault。
こうなったらもはや、CORESERVERの自分の領域にMariaDB10.6そのものをソースコード一式から自力でコンパイル・インストールするしかない。全部のビルドが成功すれば、その中にCのクライアントライブラリもあるはずだ。
これをするには、まず以下のように、自分の領域にgcc/g++コンパイル環境をセットアップ済みでなければならない。
レンタルサーバーCORESERVERにgcc/g++8.3をソースからインストールして使う
これがなされていれば、あとは同じように、必要ソフトウェアを--prefix=$HOME/.local/以下にビルド・インストールすれば良いのだ。では早速行ってみよう。
1、$HOME/.local/binへのPATHを通す
上記自力インストールのgccやg++コマンドはパスを通しておく。通ってないと各ソースのconfigureでコンパイラが無いと言われて進めない。以降ここにcmakeや関係コマンドも入ってくる。
export PATH=$HOME/.local/bin:$PATH
既存$PATHよりも前に記述して優先順位を高くしないと、システムの/usr/binなどが優先されてしまうので注意。
2、cmakeをソースコードからビルド・インストール
wget https://github.com/Kitware/CMake/releases/download/v3.23.0/cmake-3.23.0.tar.gz tar xvfzp cmake-3.23.0.tar.gz cd cmake-3.23.0/ ./configure --prefix=$HOME/.local make make install which cmake ~/.local/bin/cmake
3、ncursesをソースコードからビルド・インストール
wget http://invisible-mirror.net/archives/ncurses/ncurses-6.3.tar.gz tar xvfzp ncurses-6.3.tar.gz cd ncurses-6.3/ ./configure --prefix=$HOME/.local --with-shared make make install
4、MariaDB10.6本体をソースコードからビルド・インストール
wget https://archive.mariadb.org/mariadb-10.6.7/source/mariadb-10.6.7.tar.gz tar xvfzp mariadb-10.6.7.tar.gz cd mariadb-10.6.7/ ./BUILD/autorun.sh ./configure --prefix=$HOME/.local/mysql make make install
これで、.local/mysql以下にMariaDB一式が無事インストールされた!
Cのクライアントライブラリmysql.hとlibmysqlclient.aが、下記に無事生成されている!!
.local/mysql/include/mysql/mysql.h .local/mysql/lib/libmysqlclient.a
あとはこれを使って自分のプログラムをリビルド&リンクすれば、新CORESERVERで動いているMariaDB10.6 ServerにCクライアントで接続できる!
$HOME/.local/bin/g++ -I$HOME/.local/include/c++ -I$HOME/.local/mysql/include -L$HOME/.local/lib64 -static-libstdc++ -static-libgcc $HOME/.local/mysql/lib/libmysqlclient.a myprogram.cpp
-I$HOME/.local/mysql/includeでパスを通し、スタティックリンクライブラリ$HOME/.local/mysql/lib/libmysqlclient.aをそのまま含めてしまえばよい。
いやー、ここまでたどりつくのが大変だった。。今日朝気づいてから丸一日かかった…
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