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カテゴリー【AndroidWindows
【List of devicesが空の対処】Wi-Fi経由でAndroid Studioからデバッグする
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2023-10-27

Google Pixel 5aなどのAndroid11以降の実機にはワイヤレスデバッグの機能が付属している。
そもそも、Pixelに付属している純正ケーブルが両端ともUSB-TypeCであるため、通常のUSB2,3のデスクトップPCにはつなげられない。そんなとき、このワイヤレスデバッグが便利である。

あまたの検索に引っかかるHow Toサイトの方法で設定してもadb devicesの結果がカラで全然端末につながらない。ちゃんと接続するには以下のようにする。

【Windows側】adbコマンドのパスを通す

Android SDKにあるので、パスを通す。当方の環境では以下である。

C:\Users\hogeuser\AppData\Local\Android\Sdk\platform-tools

ここにadb.exeコマンドがあるので、コントロールパネル→システムとセキュリティ→システム→システムの詳細設定→環境変数→システム環境変数→PATHを「編集」して「新規追加」で、上記パスを加える。すべてOKで反映して閉じる。

コマンドプロンプトを開き、

adb

と打って、コマンドヘルプが表示されればパスが通っている。

【Android側】開発者オプションを有効にしワイヤレスデバッグを有効にする

設定→デバイス情報→ビルド番号を連打タップして、開発者オプションを開放する。

設定→システム→開発者向けオプション→ワイヤレスデバッグをONにして、ペア設定コードによるデバイスのペア設定をタップして、端末IPアドレス:ポート番号と認証コードを表示する。

【Windows側】adbコマンドでペア設定をする

コマンドプロンプトで、さきの端末IP:ポートでペア設定する。たとえば上記情報が192.168.10.142:33442であれば、

adb pair 192.168.10.142:33442

とし、Enter pairing code:で、さきの端末で表示させた認証コードを入力する。Successfully paired to..となればペア成功。Android側に、ペア設定済みのデバイス、としてPCが加わっているはずである。

しかしこれだけでばPC側で端末は認識されずウンともスンとも言わない。

adb devices

としても、カラである。次のコマンドがキモ中のキモ。これが割とどこにも書かれていない。

【Windows側】adbコマンドで接続をする

Android端末側の「ワイヤレスデバッグ」のページに、デバイス名の下にIPアドレスとポートという、端末のIPとポートが記されている。これが正規のアドレスとポートで、さきほどペアで一時的に使用したポートとは異なる。adbでこれに接続してはじめてPCで認識されるのである。これが192.168.10.142:11223であるなら、

adb connect 192.168.10.142:11223

とする。

connected to 192.168.10.142:11223

adb devices
List of devices attached
192.168.10.142:11223    device

となり、ここでようやくPC、そしてAndroid Studioで実機デバイスとして出現するので、開発アプリをリモートでインストールできるようになる。Android側でも、ペア設定済みのデバイスのところが、「現在接続」と変わっているはずである。

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