楽な商売だと思ったらとんでもない。
一人社長の不動産業務日誌
カテゴリー【開業準備
法人を設立する
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2021-02-06

さて事務所も確保できたし、次は会社を作らないと。個人でも不動産業はできますが、圧倒的に法人が多いので、話合わせるためにも法人格にしました。今は有限会社というのは無く、資本金の額にかかわらず株式会社になります。かといって1円じゃ個人のがマシなんで、ここはひとつどーんと500万円用意しました。この500万円は1回見せればOKで、後は自由に使って良く、取られちゃう訳ではないので。とはいえ、会社が潰れたりした場合債務が残ってればこの資本金が充当されますが。

では、設立までを書いてみます。世の中には行政書士に丸投げサービスってのもありますが、高いし、ある程度は自分でやったほうが勉強になるので、おそらく最安であろうやり方でやってみました。

1、法人印鑑を作る
会社代表取締役印・会社角印・会社銀行印の3本です。自分ははんこ流通センターで3300円の買いました。
http://www.h-rc.jp/

2、個人の印鑑証明書を取る
2通必要です。個人で印鑑登録をまだしてない場合、1、で一緒に注文しとけば楽です。

3、定款を作成し、電子認証を行い、定款本2冊とCD-ROMを受け取る
システムで全部できて安い、新★会社設立くんを使いました。
http://www.seturitu-kun.com/
サイトに支払う手数料は6千円で済みます。以下は国に払う費用でどこでも一緒です。
・定款発行料(2冊)2000円
・電子認証料(公証役場)50000円
定款をフォームで作成するときに悩むのは「会社の目的」ですね。うちは不動産屋をやるので、
・宅地建物取引業
・損害保険代理業
にしました。不動産業の許認可を得るのに必須で、下は火災保険を扱うのに必須です。
あと重要なのが、会社の決算期をいつにするかです。とりあえず、3月締め、12月締めはやめたほうがいいです。いわゆる繁忙期なので。おすすめは6月締めじゃないですかね。7月~8月という比較的閑散な時期に確定申告すればいいので。この場合、会社の1年の営業サイクルは「7月1日に始まり、6月30日に終了する」ことになります。なお、会社設立日はこの始期日(この場合7月1日)にしておくとわかりやすいです。自分の場合、中途半端な日付にしてしまって失敗したので。
フォーム入力とお金振り込みで、定款発行と電子認証は新★会社設立くんがやってくれます。
定款2冊とCD-ROMが郵送されてきます。

4、資本金の振り込みと通帳のコピーを取る
これが最初に一回だけ見せる資本金の証明です。社長になる人(自分)の個人口座から自分の別の個人口座に振り込みます。つまり、個人の銀行口座が2つ必要ということです。振り込まれたほうの口座に、資本金の額と振込人名が自分になってればOKです。表紙と、1枚目と、振込行の入ってる明細をコピー。振り込んだほうの通帳はいりません。

5、法人の設立と印鑑の登録を行う
・法人代表印鑑
・個人の印鑑証明書
・もらった定款本1冊
・資本金通帳のコピー
・新★会社設立くんでプリントアウトした申請書5種 以下です
 登記申請書・本店所在地決定書・就任承諾書・払込証明書・印鑑届出書
 定款認証が終わると、上記書類がプリントアウトできます。
・登録免許税 15万円 (高けぇえええ!!!)
これらを、開業地を管轄する法務局へ持っていきます。
商業登記の窓口はめっちゃすいています。ほら、会社作る人少ないから。不景気だねぇ。

申請後数日で、登記されます。しばらくたったら、法務局へもっかい行ってみて、法人の「履歴事項全部証明書」と「印鑑登録証明書」を1通づつ取ってみましょう。

晴れて、会社設立完了!しかしこれはまだ書類地獄の入り口に過ぎなかった…不動産は免許申請は面倒なんすよ…

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